ポプラ会の石村さんが主宰を務めるワイン同好会Espace Vineux(日本語だと「ワイン空間」?)の食事会が昨夜あった。場所は、Guilo Guilo
(枝魯枝魯Gギロギロ)という去年パリにオープンしたばかりの純和風の「くずし割烹」料理屋さん。京都にある本店を閉めて、およそ2年間の準備期間を経て開店。まだ1年も経っていないけど、味が評判で、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い、らしい。そのお店は、メトロPigalle駅から、地図を頼りに歩くこと7-8分の所にあった。ちょっとした坂を登っていくんだけど、モンマルトルやら長崎を思い出した。
お店の扉を開けると、厨房周りのカウンターはフランス人らしき客でぎっしり。石村さんは、どこかなぁと目を泳がせていたら、年齢不詳の頭を剃った料理人が声をかけてくれた。で、奥の部屋へ。8時開始。まずは、シャンパンで。

卵巣ものは、日本酒が合いそうだなぁ。北雪(ほくせつ)YKとかよさげ。

個人的に、味は薄味が基本。味の濃いお店に行くとがっかりするけど、ここは薄めの味付けだった。素直に美味しい。
最初のワインは、ビオのミュスカデ Muscadet Sevre et Maine。フランス・ロワール地方ナンテ地区で造られる辛口白ワインで、その中でも、セーヴル川とメーヌ川の流域出のやつ。ややドライで、ちょっぴり歳をとった感じ。今日のミュスカデは、普通のワイン通でも、目隠しされてこのボトルを出されたら、とてもミュスカデとは当てられないでしょうと仰ってた。うーん、はやくその域に達したい。

えびは、ゆずのスープに通したのか、ほんのりとゆずの香が心地よい。えび大好き。薄口をキープしてる。

アサリのお吸い物。正月気分だ。

次のワインは、ロマネコンティのオーナーであるヴィレーヌ(Villaine)氏が個人的に経営するワイナリーからのやつ。ブルゴーニュ地方のコート・シャロネーズ(Cote Chalonnaise)で穫れたのかな。ロマネコンティ自体は、1本でも平気で数千ユーロ(50-60万円以上)する代物で、おそらく一生飲む機会はないであろうが、これなら手の届く値段で入手できそうだ。2005年は良いらしい。実際、かなり美味。

マスに入った押し寿司。押し寿司という程、押してなかったけど、美味しかった。フランス人は、こういう入れ物喜ぶだろうなぁ。
一見、普通の揚げ出し豆腐であるが、実は、ごま豆腐だった。ごま豆腐の揚げ出しって初めて食べた。スズキはカラッと揚げていて、食感のバランスが良い。

次のワインは、プイィ・フュイッセ(Pouilly-Fuisse)。これもブルゴーニュ地方。1996年産のこれは、もはや市場には出回ってなくて入手不能とのこと。香りからして、熟成してきてる気が感じられ、味もそれに見合ったもの。ワイン通になると、「このワインは寝かしておくと、とても美味しくなる。」と完璧に予想できるそうだ。そして、その予想通りに深い味わいのワインが出来上がる。すげぇ。

最後のワインは、ロワール河流域のトゥーレーヌ地区で造られるという赤のブルグイユ(Bourgueil)。何だか、紫蘇ワインを彷彿とさせる味だった。ロゼっぽい薄い赤色。

カキをほうば味噌で煮込んだやつ。ほうば(朴葉)っていう葉っぱの上で調理する味噌煮込み料理
があるらしい。しらなんだ。赤にも白にも合って美味しかったねぇ。カキもでかかったし。

ごまが香ばしい釜揚げうどん。真ん中に卵が載ってる。これをかき混ぜていただく。大好きな柚胡椒がアクセント。うどんのコシは普通。

最後は、フォアグラのにぎりで締める。最初、フォアグラとしゃりってどう合うのかちょっと想像しづらかったので楽しみにしていた一品。フォアグラの炙りっぽい上に、玉葱のピューレだろうか。たいそう旨かったけど、個人的には、この上のソースはちょこっと小指程度に載せるのが良かったように思った。ソースの味が濃かったので。
さて、デザートは別腹だ。右からヨモギのケーキ、スペイン産のみかん、紅茶ゼリー。ソースは何だったっけな? まさかヨモギが出てくるとはねぇ。とは言っても、フランス人に考慮してヨモギの味は抑えたとのこと。日本人には、もっとヨモギヨモギした方が嬉しい。

実は、お店に入って最初に声をかけてくれた料理人が、大将だった。非常に勉強熱心で、石村さんにワインについて色々と訊ねていた。年齢がよく分からないなぁと思っていたけど、おない年だった。世の中、色んな人がいて面白いなぁ。月1回程度で通いたくなるお店。でも、予約をとるのが大変らしい。
今回の反省点としては、何もメモするものを用意していなかったこと。石村さんの貴重なワイン講釈や料理人のメニューの説明が聞けたんだけど、全部は覚えていないんだよなぁ。まぁ、まだ始まったばかりだ。
8時に始まった食事会。ワインの話は勿論のこと、大将の面白い話や、薬としての蜂蜜の話や気功の話で盛り上がって気が付けば、深夜の1時近く。あれまぁ、いつの間にかこんな時間に。ご馳走様でした。















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