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グランパレのピカソ展

 1900年のパリ万国博覧会のメイン会場となったグラン・パレ。このグランパレで、昨年10月ぐらいからピカソ展が開催されているが、あまりの人気ぶりに開催期間の最後の3日間(2月2日月曜20時まで)は24時間ぶっ通しでオープンという決断に出ていた。1月末の時点で少なくとも76万人が押し寄せたらしい。

 なので、これに乗らない手はない。日曜日の午後からオペラ『蝶々夫人』を観劇して、その後自宅でゆっくり、で午前3時過ぎにグラン・パレまで歩いていってみようかなと計画していた。周りで行ってきた人たちの話では、「中に入るのに2時間待ちは当たり前」、「予約していないとまず無理」とか言われていたんで、行くのを躊躇していた。そこに、この24時間オープンである。元々夜型なので、午前3時ぐらいは普通に起きている時間帯だ。さすがに4時台とかは人が少ないだろうと夜が更けていくのを待っていたが、やけに冷える。3時過ぎに外を覗くと、しんしんと雪が降っているではないか。雪の中、歩いてグランパレまで行く気はないなぁ、と始発のメトロが始まるであろう5時台に出かけることにした。

Snow
おぉー、雪ですよ。5時台はまだ真っ暗。
Picasso
24時間オープンの告知。ちなみに後ろのピカソ、美術の時間に描いたなぁ。

 グランパレに着く。この時間にも拘わらず行列はあるけど、まぁ20-30人ってとこか。さすがにもう始発も始まってる時間だしな。予約はしていなかったけど10分ほど並んだだけで入ることが出来た。

 展示場に入って、びっくり。人がうじゃうじゃいる。こんなにいるとはおもわなんだ。きっと、2-3時間は滞在しているんだろう。ピカソ展ではあるが、ピカソに影響を与えた画家達の展覧会でもあるので、名の知れた様々な画家の作品を見ることが出来た。ピカソがセザンヌに如何に影響を受けたがよく分かる。個人的には、ジョルジュ・ブラック(Georges Braque)の絵も見れるだろうと期待していたのだが、これがなかったよ。残念。実は、キュビズムの絵としては、ピカソよりブラックの方が好き。彼ら2人は一時期、共同生活のような感じでキュビズム作品を制作していて、この頃の作品を見ると、まじでどちらが描いたのか分からないくらい似ている。展示会場での写真撮影は禁止されていたので、作品を紹介することが出来ない。なので代わりと言ってはなんだけれど、ブラックの作品をあげておこう。

braque-bach
この手の絵はピカソも描いていて、ほんとに見分けが付かないのがある。
braque-fruits
良いよねぇ、ブラック。
braque-gueridon
センスが良いなぁ。

 基本的に、絵の展示会にはあまり時間をかけない。40分ぐらいで見終わったかな。そのまま職場に向かうことにした。

Snow
グランパレから出たところ。おぉ、人が増えてるねぇ。寒いのにみんな好きね。
Grand Palais
グランパレですよ。もう雪は止んでいた。
サンマルタン運河
病院近くの雪のサンマルタン運河。朝早いからまだ殆ど人もいない。

 明るくなる頃には、雪は降るのをやめ、霧雨っぽく。きっと、気温も上がって、折角の雪も消えてしまうだろうと、溶ける前にフィルムに収めておく(あ、デジカメだからフィルムではないのか・・・)。

Hopital Saint Louis
400年以上の歴史を誇るサンルイ病院。雪景色なんて滅多にないよ。
Hopital Saint Louis
もう雪は降らないのか。もっと積もってほしかった。
Hopital Saint Louis
10センチも積もってないな。寒いのは苦手だけど、冬の空気は好き。

― by まーちん @ 08:40 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

フランス国立自然史博物館に行ってみた

 日曜日に、パリ5区にある国立自然史博物館Link に行ってみた。恐竜の化石やら骨格やら、クジラやらマンモスやら、およそ子供たちが喜びそうな博物館だ。実際、小さい子供連れの親子が多かった。ガキの頃、久留米岩田屋とかで開催される「世界のカブトムシ・クワガタ展」やら「恐竜展」に連れて行ってもらったのは良い思い出だ。

 国立自然史博物館は、パリ市内にいくつか点在しているようだ。今回足を運んだ5区にあるやつは、28ヘクタールの広さを誇る一大植物園だ。この広大な植物園に、進化大陳列館 (la Grande Galerie) やらがある。冬のプラタナスの木立も風情があるもんだ。最初に入った建物は、前述の「進化の大ギャラリー」。

クジラ
入ってすぐのところで、大きなクジラの骨格が迎える
マンボウ
北 杜夫氏の「どくとるマンボウ航海記」を思い出す。
鋸
これが進化にどう有利に働くのだろう?
カジキ
カジキの角?って平べったいんだな。
キリン
キリン、でけぇ。でも首の骨の数はヒトと同じ7個なんだよな。
サイ
やさしい目をしている。
ゾウ
象を真正面から見る機会はそうないだろう。
行列
ジャングル大帝あるいは野生の王国。
P1020030
後ろのジャケットは、この愛らしい動物から。
?
これは、目ではなくてサイの鼻の穴。

 次に、隣の建物。比較進化学館だっけ?

骨
それにしてもクジラはでかい。
下あご
軽く数メートルはある、下あご。いやはや。
エイリアン
これは異星人っぽい。
亀
カメって、肋骨ないんだね。代わりに甲羅というわけだ。ほほう。

 次に、古生物館?恐竜館?

恐竜
・・・。
アルマジロ?
アルマジロのご先祖様だろうか。すごくでかい。この鱗!
マンモス
アフリカ象もでかかったが、マンモスは更にデカい。
牙
なつかしのサーベルタイガー(スミロドン)。こんな牙じゃ絶滅するわな。
P1020054
見るものが多すぎて、ちょっと疲れるな。
P1020055
あまり急がない方が良かろう。┗(^o^ )┓
P1020042
アニメのワンシーンみたい。

 たまには、こういうのも良いね。


― by まーちん @ 10:35 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

日本の民芸デザイン展~ケ・ブランリ美術館

 こないだの日曜日、セーヌ河畔のケ・ブランリ美術館Link に行ってきた。突き抜けるような晴天であったが、外は、凍えるような冬の匂いに満ちていた。

 ケ・ブランリ美術館は、ジャック・シラク元大統領の熱い希望により、1995年より計画が開始され、2006年6月23日に開館したとのこと。なので比較的新しい美術館ということになるのかな。基本的に、西洋文明以外のコレクション。

QuaiBranly

 常設展はいつでも見れるだろうからと、来年1月11日までの展示である「日本の民芸」展を見に行った。

MingeiJapon
まぁ日本人にしたら見慣れた品々。
YanagiSoetsu
「やなぎ むねよし」と呼ぶ方が多いみたい。
MunakataShiko01
一目で、棟方志功の板画(はんが)だと分かる。どこかしらユーモアに似たリズム感を醸し出す。
MunakataShiko02
上の写真の奥のやつね。

 棟方志功の創作風景を、一度、動画でみることをオススメする。YouTubeLink とかで「棟方志功」で検索かければ幾つか出てくるだろう。最初見たときは、結構、衝撃的だったなぁ。バッハのゴールトベルク変奏曲を演奏するグレン・グールドの上を行く。

 柳 宗悦G(やなぎ そうえつ)の長男でインダストリアルデザイナーの柳宗理の作品を沢山見れたのは良かった。どの品を取っても、機能美と造形美とがシームレスに繋がってるのはセンスのなせる技であろう。いつか、彼のデザインした座椅子とかに座りたいなぁ。

YanagiSori01

YanagiSori02
有名な「バタフライ・スツール」。確かに文句ない。
YanagiSori03

YanagiSori04
ピンぼけで失礼。
YanagiSori05
UFOやね。

 意外にも、Bruno TautGの作品も数点展示あり。これ以上ないくらいシンプルなお盆とかデザインしていて、びっくり。彼の作品も紹介したいけど、ちょっといい写真が撮れなかった。残念。

FIN

 日本の民芸というには、かなり範囲が限られた展示ではあったけれど、楽しかったです。

― by まーちん @ 11:36 pm commentComment [0] pingTrackBack [0]

オルセー美術館再び その1

 前回、オルセーに行った時はデジカメを持参していなかったので、今回は写真に収めることを目的として朝からお出かけ。9時半過ぎにエントランスの行列へ。そんなに混んでなくて、スムーズに潜入できた。お昼過ぎから5-6階あたりが混みだすのは前回観察済みなので、まずは真っ先に最上階(niveau 5)を目指す。おぉー、人少なー。

Musee d'Orsay
今日はほんとに快晴。日本だと体育の日あたりかぁ。
Orsay-2008-10-12
もともとが駅だけに、その名残りを随所に見ることができる。

 さっそく、メジャーなところから載せていくか。個人的に、惹かれる作品・技が巧みな作品を写真に収めたので、偏りがあるし、デジカメの色彩と、実際の色彩とは随分かけ離れたものであることを先に述べておく。色は、自分が良しと思う色に修正しているけど、それでも縮小サイズにするとやっぱり変になるなぁ。しかもどれも魚眼レンズみたいにフレームが歪んでるし(--)

Pierre-Auguste Renoir ルノアールLink

 個人的にはそんなに好きなわけではないけど、才能ありありです。
Alphonse-Dadet-1876

Bal-du-Moulin-de-la-Galette-1876
ピンボケしてます。
Danse-a-la-campagne-1883

Vincent Van-Gogh ゴッホLink

 ゴッホは大好き。
Portrait-de-l'artiste-1889

La-chambre-de-van-Gogh-a-Arles-1889

Chaumes-a-Cordeville-1890

Leglise-d'Auvers-1890

Alfred Sisley シスレーLink

 アルフレッド・シスレー好きだなぁ。

Place-a-Argenteuil-1872

La-forge-a-Marly-Roi-1875

Linondation-a-Port-Marly-1876
「ポール・マルリーの洪水」洪水シリーズは3点ほどあったかな。

Paul Cézanne ポール・セザンヌLink

 どう転んでも、彼は外せない。ピカソのキュビズムに影響を与えた人。

Achille-Emperaire-1869
こんな絵も描いてたりする。
La-Montagne-Sainte-Victoire-1890
この山、沢山描いていたと思うけど、これはおとなしいやつか。
La-femme-a-la-cafetiere-1890-95

Édouard Manet マネLink

 モネやらマネやら、紛らわしいけど、マネは、結構重要人物と思う。草上の昼食Link (1862-63)は、このオルセーにあるんだけど、これに影響を受けたピカソが数多くのVariationを描いていて、まさに今の期間はオルセーでピカソとマネ展(Picasso / Manet : Le Dejeuner sur l'herbeLink )をやってます。なかなか面白かったです。
Berthe-Morisot-au-bouquet-de-violettes-1872

LEvasion-de-Rochefort-1880

 まだまだ沢山あるけど、今夜はとりあえずこの辺で。また続きを載せていきます。

― by まーちん @ 09:51 pm commentComment [0] pingTrackBack [0]

ロダン美術館

 ロダン美術館に行ってみた。いつ行ったかはもう覚えてないけど(デジカメの記録から8月30日と分かるが)、何を見たかは覚えている。その週末は素晴らしく天気が良く、季節は秋に移行しつつあったのに日本の残暑を思わせるほど暑い日だった。

Rodin01

 ロダン美術館の簡単な説明についてはWikipediaにまとまっているLink ので割愛するとして、いくつかデジカメに収めた写真を晒してみよう。

LHomme-qui-marche-1900-1907
「歩く人」写真では大きさが伝わらないけど2mを超えていて、存在感は十分。
Torse
若い女性のトルソだったかな。

イタリア語で「木の幹」を表すトルソは、頭や手足を欠いた胴体像のこと。躯幹だけなので、彫刻の造形美を堪能するのに向いてるかな。

Rodin03

 ロダンは、何かと生々しく力強い作品が多いんだけど、こういうしっとりとした作品もある。

Rodin04
これはロダン本人だな。髭。
Rodin05
ずっと男性だと思っていたんだけど。奥さんをモデルにした女性。

 何気に、ロダンのベローナ(Bellona)って好きだなと思っていたんだけど、女性とは思わなんだ。まぁローマ神話の戦争の女神だから男性的に見えたんだろう。階段の踊り場にひっそりと佇んでた。

Thinker
原型はたったの63cmですよ。鋳型があるからいくらでもレプリカが作成可能。サイズも自由自在。

 便座に腰掛けて大をする人。ではなくて、有名な「考える人」。熟考中でありながら、至る所の筋肉が緊張し力んでいるので、ほんとに考えているのかな、とも思う。

Japonais
妙にリアル。

 ロダンは、世界各地の美術品蒐集家でもあった。19世紀後半のジャポニズムの波はロダンにも及んでいる。

Rodin07
やっぱりゴッホはうまいねぇ。ここにもジャポニズムの影響が。

 有名な「タンギー爺さん(Le Pére Tanguy)」。まさかここでゴッホの作品が見られるとは思っていなかったので、ちょっと嬉しかった。ゴッホが描いたタンギー爺さんは全部で3点あり、ロダンが所有していたものは最後に制作されたらしく、もっとも完成度が高いとな。

Rodin08
なんとなくねぇ。

 もうひとつ意外な作家の作品が。これは「叫ぶ人」で有名な、あのムンクLink の手によるもの。確かにそういう色遣いだ。

Gateofhell

 ロダンと言えば「地獄の門」な訳だが、あまり感銘は受けなかった。パーツ毎の統一感がイマイチな印象。世界に7つある「門」のうちのひとつが、ここパリのロダン美術館にあるんだけど、これをじっくりと鑑賞しようにも、まじまじと見れるものでもないし、ロダン作品の解説本を精読した方が良いかも。

Rodin09
地獄の門にもある「三つの影」。荒木飛呂彦氏が描く漫画のようだ。
 
P1000973

 この美術館に来た最大の目的は、この「カレーの市民 (Les Bourgeois de Calais)」。これ見たかったんだよなぁ。エピソードLink があってこその作品。
Calais
ピエール・ドゥ・ヴィッサン?
Calais
頭を抱えるのはアンドリュー・ダンドル。奥でこちらを見ている男性はジャン・デールかな。

 広い庭園にも、沢山の彫刻があるんだれど、外で鑑賞ってあまり好きではないんだよなぁ。冬にいくとまた違うのかも知れない。

― by まーちん @ 07:39 pm commentComment [0] pingTrackBack [0]

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