今年の4月中旬に、在仏長崎県人会の宮永さんが企画された「サンチャゴ・デコンポステーラ巡礼路 14日間の旅」に参加させていただいた。さすがに仕事を2週間も休めないので、パリ組として途中参加という形で。本来は、巡礼路は野を進み山を越え歩いていくべき道程なんだけど、専属ドライバー付きの大型バスで回った。とりあえずは下見ということで。この時の写真はおいおいアップしていくことにして、その旅程の最後、団体の皆さんと別れて、パリへの帰路中、バスク地方バイヨンヌ経由でボルドーとサンテミリオンに立ち寄ったので、その時の思い出を残しておこう。
ボルドーワインの産地として世界的に有名なボルドーは、パリからTGVで3時間ほどの歴史ある港町。フランスは、やたらと世界遺産の景勝地があるけれど、ボルドーも3箇所が世界遺産に登録されている。
証券取引所の前の広場は、光と水と霧とで演出されていた。
水がある程度地面に溜まるように設計されているようで、水の都みたい。
一定時間ごとに霧がシュワッと地面から噴出していたなぁ。
一応カトリック教国であるフランスには、1年365日どの日にも守護聖人が定められている。自分の誕生日は11月30日だけれど、その日の守護聖人は、聖アンドレ(アンデレ)だ。イエスの初期からの弟子のひとりだ。アンドレは、ギリシアのアカイア地方でX字型の十字架で処刑され殉教したという。宗教画で、X字型の磔刑の人なら、アンドレかなと思って良いかもしれない。なぜ、X字型かといえば、磔刑の際に、イエスと同じ十字型では恐れ多いというアンドレの立っての願いを聞き入れた結果だとか。
サンタンドレ大聖堂の隣にあるベルタワーのペイ・ベルラン塔。
ペイ・ベルラン塔はてっぺんまで行けるんだれど、非常に狭い螺旋階段をひたすら登っていく必要がある。結構大変だった。
頂上まで登り切ったところ、聖母マリアが微笑んでいた。
ボルドーに一泊して、翌朝早く、サンテミリオン(Saint-Émilion)を訪れた。最寄り駅からはタクシーで。この日は天気が良かったなぁ。サンテミリオンの名は、8世紀にこの地の洞窟に隠遁した僧侶聖エミリオに因むそうな。
サンテミリオンはその地域全体が世界遺産に登録されている。
サンテミリオンは、のどかで牧歌的な雰囲気。ロマネスク様式の教会が見える。
モノリス(一枚岩)の教会。ここからの眺めも良かった。
新鮮な思い出も、やがては退色していくけれど、時間が紡ぎ出す巧妙なトリックによって、古き良き思い出になっていくのだろう。
パリ
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